ブロックチェーン・グループ、3億ユーロの株式発行でビットコイン購入資金を調達へ | CoinDesk JAPAN（コインデスク・ジャパン）

• ブロックチェーン・グループは、最大3億ユーロの株式発行プログラムを実行する。
• このプログラムは、市場価格（ATM）での株式発行プログラムに類似しており、フランスの資産運用会社TOBAMが支援している。
• 調達資金はビットコインの購入に充てられる。

ブロックチェーン・グループは、ヨーロッパ初のビットコイン財務企業を名乗るテクノロジー企業で、最大3億ユーロ（約495億円、1ユーロ=165円換算）相当の株式発行プログラムを発表した。

この資金調達プログラムはATM（at the market）方式で構成され、フランスの資産運用会社TOBAMが支援する。TOBAMは、クライアントに代わってビットコイン（BTC）およびパリ証券取引所に上場するブロックチェーン・グループに長期にわたって投資してきた。

このプログラムにより、TOBAMは市場の状況に基づき、新株を任意のタイミングで取得できる。各トランシェの価格は、前営業日の終値と出来高加重平均価格のいずれか高い方で決定され、取得量は当該日の取引高の21％を上限とすると同社は述べている。

調達された資金はビットコインの購入に充当され、同社は「1株当たりのビットコイン保有量」を時間をかけて増加させるという目標の実現を推進する。ブロックチェーン・グループは2024年11月にビットコインの購入を開始し、2025年6月3日時点で平均価格10万2507ドルで1471BTCを保有している。

アメリカの一般的なATMプログラムではブローカーを通じて株式を市場に売却するが、TOBAMは自社の利益のために行動する。同社は、新規発行株式の保有または売却を独自の基準で決定し、参加に対する報酬を受け取らない。

最近の市場価格で完全に実行された場合、TOBAMのブロックチェーン・グループ株の保有比率は現在の3%から39%を超える可能性がある。また、6月10日に予定されている株主総会で、資本増強を5億ユーロ（約825億円）に拡大する可能性もある。

ブロックチェーン・グループの時価総額は5億4300万ユーロ（約895億9500万円）で、株価は20%上昇し4.9ユーロとなっている。

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