SBIグループの暗号資産(仮想通貨)取引所ビットポイントジャパンは6月13日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領をモチーフとしたミームコイン「TRUMP」の取り扱いを国内で初めて開始したと発表した。TRUMPトークンは、トランプ大統領の就任式(米時間1月20日)前日に、同氏関連企業のFight Fight Fight LLC.によって発行された。当初、その出自についてはミステリアスな部分も多く、本当にトランプ氏公認のものか判然としない状況であった。しかし、その後トランプ氏自身がSNSで言及したことなどから「公式」ミームコインとしての認知が広がり、同じくトランプ氏の妻メラニア・トランプ(Melania Trump)氏をモチーフとしたミームコイン「MELANIA」と共に、大きな注目を集めることとなった。TRUMPトークンは一時75ドルの最高値を記録し、その際の時価総額は発行初日に100億ドルを超える場面もあった(CoinMarketCapから)。発行当初の熱狂は、すぐに収束することになる。TRUMPトークンはその後、大きく下落。発行から1カ月後の2月19日には17ドル前後まで値を下げた(6月13日現在は10ドル前後)。だが、トークンを巡る動きには話題には事欠かない。例えば4月23日、トランプ氏がTRUMPの大口保有者を対象としたディナーイベントを開催すると発表した際には価格が一時的に上昇。この動きに対し民主党議員からは「大統領へのアクセスを販売する行為」との厳しい批判も上がった。> > 関連記事:トランプ大統領のミームコイン「TRUMP」、70%急騰──上位保有者向けディナーイベント発表で> > > さらに、トランプ氏自身がこのトークンから莫大な利益を得ているとの疑惑も浮上し、同氏はこれを否定する事態にも発展。このように、TRUMPトークンは政治的な動向や憶測とも絡み合いながら、価格が大きく変動する側面も持ち合わせている。ビットポイントジャパンは、TRUMPトークンについて、現職の米国大統領であるトランプ氏を公式にモチーフとする唯一のミームコインであり、同氏の言動に連動してTRUMPへの関心も急速に高まる傾向があると説明。また、今後もトランプ氏による話題性のあるプロモーションが期待されるとしている。|文:栃山直樹 |画像:リリースから
トランプ大統領ミームコイン「TRUMP」国内初上場──ビットポイント | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)
SBIグループの暗号資産(仮想通貨)取引所ビットポイントジャパンは6月13日、ドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領をモチーフとしたミームコイン「TRUMP」の取り扱いを国内で初めて開始したと発表した。
TRUMPトークンは、トランプ大統領の就任式(米時間1月20日)前日に、同氏関連企業のFight Fight Fight LLC.によって発行された。当初、その出自についてはミステリアスな部分も多く、本当にトランプ氏公認のものか判然としない状況であった。
しかし、その後トランプ氏自身がSNSで言及したことなどから「公式」ミームコインとしての認知が広がり、同じくトランプ氏の妻メラニア・トランプ(Melania Trump)氏をモチーフとしたミームコイン「MELANIA」と共に、大きな注目を集めることとなった。
TRUMPトークンは一時75ドルの最高値を記録し、その際の時価総額は発行初日に100億ドルを超える場面もあった(CoinMarketCapから)。
だが、トークンを巡る動きには話題には事欠かない。例えば4月23日、トランプ氏がTRUMPの大口保有者を対象としたディナーイベントを開催すると発表した際には価格が一時的に上昇。この動きに対し民主党議員からは「大統領へのアクセスを販売する行為」との厳しい批判も上がった。
さらに、トランプ氏自身がこのトークンから莫大な利益を得ているとの疑惑も浮上し、同氏はこれを否定する事態にも発展。このように、TRUMPトークンは政治的な動向や憶測とも絡み合いながら、価格が大きく変動する側面も持ち合わせている。
ビットポイントジャパンは、TRUMPトークンについて、現職の米国大統領であるトランプ氏を公式にモチーフとする唯一のミームコインであり、同氏の言動に連動してTRUMPへの関心も急速に高まる傾向があると説明。また、今後もトランプ氏による話題性のあるプロモーションが期待されるとしている。
|文:栃山直樹
|画像:リリースから