ビットコイン市場は「ウォール街化」している──BTCのIV指数とVIX指数の相関が高まる | CoinDesk JAPAN(コインデスク・ジャパン)

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ビットコイン市場は「ウォール街化」している──BTCのIV指数とVIX指数の相関が高まる

  • ビットコインの市場動向は現在、ウォール街と密接に結びついており、BTCのインプライド・ボラティリティ(IV)指数とS&P 500 VIX指数の相関係数は過去最高の0.88を記録している。
  • この相関関係は、BTCのIV指数が、市場センチメントに応じて変動するVIX指数と同様に、恐怖感を測る指標になりつつあることを示唆している。
  • ボラティリティ売りを特徴とする機関投資家の暗号資産市場への参加は、米国株との相関関係の高まりを牽引している。

新たな統計データが浮上し、ビットコイン(BTC)の市場動向がウォール街の動向と密接に結びついていることが示唆されている。

TradingViewのデータによると、ビットコインの30日間のインプライド・ボラティリティ(予想価格変動率、IV)指数(VolmexのBVIVとデリビットのDVOL)とS&P 500 VIXの90日間の相関係数が、過去最高の0.88に達した。

0.88という正の相関は、2つの変数が密接に関連していることを示している。7月23日時点では、相関係数は0.75だった。VIXは、ウォール街の株式指数であるS&P 500の30日間のIVを表す。

相関関係の強化は、BTCのIV指数が、通常、上昇相場で低下し、売り圧力が高まる際に上昇するVIXと同様の「恐怖指数」へと進化していることを示唆している。

BVIVは今年、約67%から42%まで急落し、BTCの価格(26%上昇)と逆の動きを示している。歴史的に、BTCとそのIVは連動して動いてきた。一方、VIXは今年11%下落したのに対し、S&P 500指数は8%以上上昇している。

10xリサーチ(10x Research)の創設者であるマーカス・ティーレン(Markus Thielen)氏によると、ボラティリティ売りを特徴とする機関投資家の暗号資産(仮想通貨)市場への参加の拡大が、BTCのIVの急落とVIXとの記録的な相関関係の原因となっている。

ボラティリティ売りとは、現物市場での保有資産の上に追加の収入を生むため、アウト・オブ・ザ・マネー(OTM)のコールオプションを売るする取引だ。一部のトレーダーはOTMのプットオプションも売っている。

「このビットコインのサイクルは、ボラティリティを積極的に圧縮するウォール街の参加者が引き続き支配している」とティーレン氏はCoinDeskに語った。

「多くの機関投資家は、方向性を予測するのではなく、追加の収益を得るためにコールオプションを売っている。これは伝統的な株式の収入戦略を模倣したものだ。その結果、方向性のある資金の流れは、伝統的な市場で馴染みのあるリスクオン/リスクオフの動向に従う傾向がある」とティーレン氏は付け加えた。

ティーレン氏は、機関投資家のフレームワークがBTCと米国株の相関強化に寄与していると指摘し、「特にヘッジファンドや資産運用会社が両方の資産クラスで同じマクロ戦略を適用する傾向が強まっているためだ」と説明した。

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